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キミのその笑くぼは絶滅危惧種だね だからあたしはキミを守るよ
一日じゃ足りないくらい愛だけを与え続けたインコが死んだ
もうちょっと高飛車に生きることにしたから、今すぐ助けに来てよね。
もう少しひだまりにいる 予定では6時にフレンチのディナーだけど
ベランダに証拠がないか調べてる振りして茶髪を一本隠す

ハタチでもキミはやっぱりキミのまま水玉パンツでいて欲しいボク
どうでもいいことばっかりだ ブランチはフレンチトーストだっていうのに
今日だってすっぴんですよ 左手の薬指だけ飾ればいいし
「やさしさ」を「わたあめ」みたいにふくらまし「ふわふわ」のまま「君」にあげたい
ユーミンの歌を真似して書置きはルージュで書いた。街よ、さよなら。

ごはんには梅干が必要だからあなたにも嫉妬してあげている
友達以上恋人未満という肩書きである でもキスはする
カタカナの呪文を使って取り出した君の心はカタクナだった
呼吸すらめんどくさいね お鍋ではぽかんとしてる魚が煮える
焼きたての型抜きクッキー、最初から知っていたなら作らなかった

Uターンしたワケを君に聞かれたい 駐車場ばかり広いコンビニで
何だって下ネタにしちゃう世界から解放されたい もう帰りたい
チョコの格差なんて知っているけれど、エリちゃんからなら義理でも欲しい
ノートには思い出がつまりすぎていて思わず端からがぶりとやった
大貧民しましょう 誰が負けたって笑っていられるかなしいゲーム

くちばしを45°にひん曲げてあの子に負けたあたしをつつく
職柄で決めるお見合いはいっつも松花堂弁当のにおいがする
あせてきたピンクのTシャツをもらった 今日はあなたにくるまれて寝よう
天ぷらの衣を少しずつはがすようにあなたを1枚いちまい
もういっそ世界が終わる日みたいに氷結を飲んで眠りませんか?

皮フ呼吸したいがためにコンビニのアイス売り場で立ち読みをする
既出した言葉をうまく打ち込んで愛されているあたしをつくる
透明の壁に指紋をたっぷりとつけて帰った 気づかれなかった
しわしわでくしゃくしゃに笑うあなたにはやく会いたいはやく会いたい!
牛みたく笑う子なんて今まではタイプじゃなかったから信じない

君が今立っているのはどこですか てっぺんですか五合目ですか
グランドに足で横線ひっぱって世界の端を哲学している
「候補にはビールの王冠を渡すの」婚活は大人だけじゃないらしい
何よりも忘れちゃいたいのにいつも記憶は年功序列でなくなる
霧ばかりイメージしてたロンドンであたしやっぱり死にたいみたい

姿見に反射する意図 シャツのシワ気にしたりとかそういうところ
今もあの小学校の藤棚でマユミと愛を語ってますか
→(みぎ)←(ひだり)よく見て渡っていればいい 特に今日みたいな暑い日は
いつまでもシングルベッドの広い部屋 あなたの指輪があたしを見てる
ナスを食う すみれ色したその皮を噛むたびしあわせな夢を見る

何もかも飛び越えていけますように 全国けんぱ選手権大会
カチカチカチカチカチカチカチカチカ クリックするたび世界がひかる
クラスには慣れた?と聞く係になる 雑誌のページを湿らせながら
1ヶ月ぶりの朝日を眼に入れて無事なはずないわさびつくわ
暗幕も役目を終えれば布なのだ 布団にもベッドにもなるような

非常識すぎるとことか好きだった 指輪は全部捨てといたげる
警報をかき鳴らせギター、これからもやっぱりひとりで生きるのだから
逆立ちで逢いにきてって言われたらもう諦めるしかないじゃないか
ソムリエにならない未来だってある 君に出会わなければ良かった
「災いが訪れるでしょう」ばかり言う雑誌を知らないうちに買ってる

だけどさあ、タマネギが目にしみてとか言い訳するのはドラマの見すぎ。
縄抜けを練習してて良かったね こわくて気恥ずかしくてわらう
キスしたら妊娠できると信じてて同じフォークで苺を食べた
首に顔引っ掛けている ひたひたと今日が過去になっていく隙間に
式典が滞りなくすすむので生ビールしか頼めないでいる

アドレスは変わらないままあたしたち思い出だけで付き合っている
どうしても付けない嘘がひとつだけ「中学からの腐れ縁なの」
12時になれば魔法が解けてゆくはずだったのに まだ君が好き
済んだことばかりたくさん集まって、泣いてるあたしを慰めている
銀色のフォークをひたすらなめている誕生日なら引退できる

耳の中ピンク色したダンボには話せる秘密 あのね、あたしね
下り坂ころがってゆくころがってゆく指輪 髪留め ピアス もろもろ 
ゆらり行こ、きみの口癖くりかえし少しずつ大丈夫になってく
竜宮城なみの広さで受け止めて あの子は幸せそうだったから
あたしには被選挙権しかないみたい となりにクミコ、エリと並んで

やさしさに慣れないためにつながない右手に角をつくりつづける
フルートを鳴らせてほしい 懸命に空気を入れてならせてほしい
君がイヤがった秋刀魚の目玉みたい ギラギラ光りすぎる12時
目の隅にうつりこむだけでいいと言う15歳にはもう戻れない
8センチCDが過去になることも知っていたのね 君の歯ブラシ

痩せ我慢するほどならぶ初売りのように愛して欲しかったのに
百均に行って瀬戸物コーナーで夫婦茶碗ばかりみています
唇を潤すだけに君がいたことに気づいた マスクをはずす
ずるいのはあなたなんでしょ?肩越しにあたしのいない校庭みてさ
申し訳程度に貼ったアルバムのページはそこだけおまけみたいだ

週末はモデルルームに行く予定 住むはずのない相手を連れて
ねえ先生なんでお前は屑だってあたしに言いながら泣いてるの
アンコールアワーを君と観ていると結婚しようと言いそうになる
恥じらいをなくすための街に着いたよ、さあどこへいく?どこでキスする?
午後ティーに癒されるほど落ち込んでいないのでとりあえずビールで

ゆっくりと分かりやすくさとしたけど早い話が「もう別れましょ」
源泉がどこか知らない山水を飲んであたしもあやふやになれ
憂鬱になろうとしても憂鬱になれない憂鬱があるだろうか
もう二度と戻れない距離まできたね 河の向こうで君が手を振る
”クリスマスツリーの前で悩んでるおじさん” サンタはきっとこんな人

『終止符は此処で打つべし』 置き書きの嘘がひしひし伝わってきて
本当はとっても悲しい気分、でも君はどうせ気づかないだろう
編むごとに忘れていった目的も出来上がったら思い出すのだ
本当にあたしが好きなら来週のテストは全部白紙で出して
光るはずないケータイを見つめてる 秋じゃなくても夜は長いね

息白くなる 肌赤くなる 僕の冬はめでたいけど君はどう?
全身を使って彼がふりかぶる、投げる 夕焼けは彼の血潮
牛乳を鼻から出せるかどうかで決まる教室の格差社会
かなしみは彼方に置いてさようなら わたしたちもう大人になるわ
食卓がひっくり返せないような耐震構造 父さんごめん

マイナスにとらえるのはもうやめようと1000回決めた1001回目
断食は見返してやるんじゃなくて、大丈夫?って聞かれたいから
滞納しっぱなしの電気代みたいにいつ切られるかびくびくしてる
すごろくの”はじめに戻る”に従って指輪を返し車を降りた
二回目のくしゃみはあたしのせいだってうぬぼれるほど好きだったんです
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ろくもじ
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女性
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学生
自己紹介:
・継続は苦手なり。習慣にするために題詠をはじめました。さぼりながらも詠んでます。
・詳しいことは本家「タンカコタンカ」でどうぞ。
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